口腔機能リハビリ
REHABILITATION
口腔機能リハビリについて
口腔リハビリを行うことで、口腔機能が維持・改善し、口から食べること・会話する楽しみが回復します。これにより栄養低下、食に対する意欲低下、コミュニケーション困難、生活意欲の低下などの生活障害を低減させて、免疫力の向上、要介護状態の悪化防止につながります。食事や会話の質が高まることは、患者さまの生活を豊かにすることにもつながります。ご自身やご家族のお口の機能の低下が気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。
摂食・嚥下障害とは
「食べる」ことは、脳にある摂食中枢と嚥下中枢からの指令で口や喉を動かして、外部から水分や食物を口に取り込み、胃へ送り込むこと、これを「摂食嚥下」の運動といいます。
この運動に支障を来すのが摂食嚥下障害であり、食物を飲み込もうとすると気管へ入ってむせてしまう、食道へ入っていかず喉に残ってしまう、というような症状が特徴的にみられます。
摂食嚥下障害で生じる問題は、肺炎・窒息・低栄養・脱水など生命の危険に直結する、とても深刻なものばかりです。
また、食べることの障害は、医学的リスクだけでなく、食べる楽しみを失うという生活の質(QOL)の観点からも重要な問題になります。
構音障害とは
ことばを理解しているし、伝えたいことばははっきりしているのですが、音を作る器官やその動きに問題があって発音がうまくできない状態を構音障害と言います。
構音障害があると話の内容が相手に伝わりにくかったり、相手が話し手の音に不自然さを感じてしまい、コミュニケーションに支障をきたします。